名残の季節

今日はお茶のお稽古でした。

お茶では、5月から10月が「風炉」、11月から4月が「炉」
の季節です。

10月は、風炉から炉に移り変わる季節、
半年お世話になった風炉に感謝して、名残を惜しむ季節です。

11月に入れば、間もなく立冬、そう、冬を迎えます。

寒さに配慮し、
お客様から遠い位置におかれてきた風炉を、
そっとお客様よりに据える「中置」というお点前も、10月ならでは。

風炉の暖かさとともに、
さりげない、けれども愛に満ちたおもてなしに、
こころ温まる季節です。


#「風炉」、「炉」は、お湯を沸かすお釜をかけるためのお道具で、
中に、火のついた炭が入れられていますので、近づくと暖かさを感じます。